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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻6号

1977年06月発行

文献概要

今月の主題 胆道癌の診断と治療 主題

胆道系悪性腫瘍の診断

著者: 武内俊彦1 宮治真1 伊藤和幸1 片桐健二1 伊藤誠1 小塚正雄1 後藤和夫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.717 - P.732

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 胆道系疾患への関心の高まりとともに,本邦においても低緊張性十二指腸造影(HDG),経皮経肝胆道造影(PTC),内視鏡的逆行性膵胆道造影(ERCP),腹部血管造影,細胞診などの検査が積極的に行なわれるようになり,胆道系疾患の形態学的診断は以前に比し著しく進歩した.

 一方,欧米においては患者に与える負荷が少ない検査としてアイソトープによる検査法,Computed Tomography(CT)などの開発,改良が行なわれているが,本邦では経済的な理由からどこにでも設置できるとはいえず,まだPTC,ERCPなどのようにルーチン化されているとはいえない1).しかし,患者への負荷が少ない点で核医学的検査法,CTとともにEchographyなども注目すべきで,本邦においても今後活用されていく検査法と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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