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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻6号

1977年06月発行

文献概要

今月の主題 胆道癌の診断と治療 主題

外科からみた胆道癌

著者: 土屋凉一1 角田司1 原田昇1 西村柳介1 伊藤俊哉1

所属機関: 1長崎大学医学部第2外科

ページ範囲:P.733 - P.743

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 肝外胆道の悪性腫瘍の中には,早期発見が困難で,黄疸発現時にすでに病変がかなり進行し,診断確定時には根治手術不能の場合があり,また切除が可能であっても,その手術手技が比較的困難な上に,閉塞性黄疸によるriskが悪いなどのために,一般に手術成績は悪い.

 特に上部胆管癌は,従来その解剖学的位置関係から根治的切除術は困難であると考えられてきた.事実,切除不能の症例が多いのであるが,積極的に切除する方針で臨めば,切除可能の症例があり,教室においては最近切除例が増加している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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