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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻6号

1977年06月発行

文献概要

症例

空腸Leiomyoblastomaの1例

著者: 坂本清人1 坂口邦彦2 森勢伊2 古賀克明3 渡辺英伸4

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡赤十字病院内科 3福岡赤十字病院外科 4九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.767 - P.770

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 頻回の下血を主訴として入院した患者に,X線学的に空腸の腫瘍を発見し,その組織像がStout1)の提唱するleiomyoblastomaであった症例を経験した.

 核の周囲が明るく,胞体が好酸性を呈する円形細胞より成るこのleiomyoblastomaは比較的稀な疾患であり,胃に発生することが最も多いが,食道,腸などの他の消化管,子宮,後腹膜などにも発生する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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