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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻6号

1977年06月発行

症例

胃の原発性形質細胞腫の1治験例

著者: 宮崎素彦1 児玉好史1 副島一彦1 松坂俊光1 岡直剛1

所属機関: 1九州大学医学部第2外科

ページ範囲:P.799 - P.805

文献概要

 髄外性形質細胞腫の中で,胃の原発性形質細胞腫はきわめて稀であり,Vasiliuの第1例目の報告16)以来,内外で約49例,本邦においては,伝田ら2)以来6例の報告があるにすぎない.われわれは今回,それぞれ第50例目,第7例目と思われる症例を経験した.この症例は悪性のものと判断されたにもかかわらず,再発の徴なく術後10年6カ月を経過しており,このような長期生存例の報告は他にみられないので,ここに報告し,あわせて多少の文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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