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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻6号

1977年06月発行

研究

胃印環細胞癌の組織化学的研究

著者: 久保田洌1 山田靖治1 伊藤正夫1 長与健夫1

所属機関: 1愛知県がんセンター研究所第1病理部

ページ範囲:P.819 - P.824

文献概要

 胃のスキルスは若年者または女性に比較的多く,その激しい浸潤性の増殖のために予後の悪い癌とされている.その組織発生や進展様式については,すでに長与ら1),中村ら2),佐野ら3)等の研究があり,粘膜内の印環細胞癌巣がスキルスの発生母地として重要視されているが,この印環細胞の発生起源や生物学的特徴についてはいまだ不明な点が多く,またスキルスの発生機序との関係についても多くの疑問が残されている.

 われわれは,印環細胞癌について一連の組織化学的検索を行ない印環細胞の生物学的特徴の一端を明らかにしえたので報告したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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