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研究
文献概要
胃のスキルスは若年者または女性に比較的多く,その激しい浸潤性の増殖のために予後の悪い癌とされている.その組織発生や進展様式については,すでに長与ら1),中村ら2),佐野ら3)等の研究があり,粘膜内の印環細胞癌巣がスキルスの発生母地として重要視されているが,この印環細胞の発生起源や生物学的特徴についてはいまだ不明な点が多く,またスキルスの発生機序との関係についても多くの疑問が残されている.
われわれは,印環細胞癌について一連の組織化学的検索を行ない印環細胞の生物学的特徴の一端を明らかにしえたので報告したい.
われわれは,印環細胞癌について一連の組織化学的検索を行ない印環細胞の生物学的特徴の一端を明らかにしえたので報告したい.
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