文献詳細
文献概要
今月の主題 残胃病変 主題
残胃の良性病変―主として吻合部潰瘍について
著者: 鈴木博孝1 朝戸末男1 押淵英晃1 恩田光憲1 井手博子1 榊原宣1 市岡四象2
所属機関: 1東京女子医大消化器病センター 2東京女子医大成人医学センター
ページ範囲:P.883 - P.892
文献購入ページに移動吻合部潰瘍は1897年Bergによって観察記載され,1899年BraunにょってUlcus pepticum jejuniと命名されたといわれる1).この胃切除あるいは胃空腸吻合術後の後遺症は診断,治療に問題が多いのみならず自覚症状も強く治り難い性質がある.われわれの施設で経験した56症例について術式を中心に,内科的あるいは外科的治療の成績を検討する.
掲載誌情報