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症例
小児に内視鏡的膵・胆管造影を施行しえた興味ある症例
著者: 浦上慶仁1 関啓1 岸清一郎1 泉啓介2 大塚久2 木下真人3 古味信彦3
所属機関: 1徳島大学医学部第2内科 2徳島大学医学部第2病理学教室 3徳島大学医学部第1外科
ページ範囲:P.955 - P.960
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患 者:6歳 男性
主 訴:上腹部痛
家族歴:特記すべきことなし
現病歴:物心ついた頃より,時々食後に腹痛を訴えるすぐに軽快するため放置していた.1973年5月(4歳時),嘔気,嘔吐を生じ脱水状態となり某院に入院した.発熱,黄疸は認めていなかった.入院後,加療にて症状消失し5日間で退院した.その後も時々,軽度の腹痛があったが保育園を休まず登園していた.1975年11月24日,強い右上腹部痛と嘔吐をきたし某院に入院した.加療により症状は消失したが,1975年12月10日精査のため来院した.
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