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文献詳細

雑誌文献

胃と腸12巻8号

1977年08月発行

研究

胃の多発潰瘍と線状潰瘍との関連

著者: 大原毅1 藤間弘行2 青野義一3

所属機関: 1東京大学医学部第3外科 2熊谷市藤間病院 3宮城県中埣診療所

ページ範囲:P.1105 - P.1112

文献概要

 従来,胃の多発潰瘍・巨大潰瘍・線状潰瘍は,胃潰瘍のなかであたかも特殊な位置を占めるがごとく取り扱われてきたが1)2),これらは個数あるいは形態の相違こそあれ,胃に発生した潰瘍としては,単発円形潰瘍と等価であると考えられるから3),同一のレベルで論ずることがよりすぐれていると思われる.このような方法論をとると,各潰瘍の相互関係がより一層明らかになると期待される.本論文は,この見地に立って,切除胃における全胃潰瘍を病理組織学的に検討し,とくに多発潰瘍と線状潰瘍との関連から,線状潰瘍の成因について論じたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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