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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻1号

1978年01月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の発育経過 主題症例 A.胃癌の発育経過(形態の変化を中心として) 2)陥凹型胃癌の発育経過

Case 16 Ul(-)のⅡc型早期癌から10カ月後にⅢ+Ⅱc型早期癌となり悪性サイクルへ進展したと思われる症例

著者: 斉藤利彦1

所属機関: 1東京医科大学第4内科

ページ範囲:P.40 - P.41

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 患 者:阿○信○ 78歳 男

 最終内視鏡像(Fig. 1)は,粘膜内または粘膜下に浸潤したと思われる前庭部小彎のⅢ+Ⅱc型早期癌と診断し,同時に施行した生検所見(Fig. 2)では,粘膜固有層の表層近く,表面上皮直下に不規則な微小腺腔形成を伴う低分化な腺癌の像を示している.

 最終内視鏡像から1年7カ月前のX線像(Fig. 3)では,明らかな潰瘍は認められず,Ⅱc+(Ⅲ)型早期癌と思われる像である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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