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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻1号

1978年01月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の発育経過 主題症例 B.胃癌の発育経過(時間的要素を中心として) 2)短期間に著しい変化を示した症例(但しLinitis plastica型胃癌は除く)

Case 25 いわゆる“ポリープの芽”より発育したⅠ型早期癌例

著者: 谷啓輔1 中村祐一1 渡辺英伸2

所属機関: 1福岡市医師会病院 2九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.58 - P.59

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 患 者:王○ス○ 72歳 女

 1970年6月(術前3年5ヵ月),内視鏡検査のため来院.前庭部大彎側に発赤を伴ったわずかな隆起を認めた(Fig. 1).

 初診より3カ月後(術前3年2カ月),経過追求のため再び内視鏡検査を施行した.前回の病変は,明らかな発赤を伴った亜有茎性の球状隆起へと発育していた(Fig. 2).その後患者はしばらく来院しなかったが,経過追求の葉書に応じて1972年8月(術前1年2カ月,初診より2年2カ月)来院,内視鏡検査を施行した.この時,球状隆起はさらに増大していた(Fig. 3).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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