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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻1号

1978年01月発行

文献概要

追悼

弔辞

著者: 村上忠重1

所属機関: 1早期胃癌研究会

ページ範囲:P.113 - P.113

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 早期胃癌研究会が胃と腸の研究の推進において世界の学界をリードする瞠目に値する業績を誇りえたのは,その大きな原因の一つに中央・地方を問わず研究者層の厚みがあったことを信じて疑いません.

 田中弘道博士は進取の眼識を以て学問の最新知識を積極的に摂取すると共に地域の医療の向上のために挺身され,啓蒙的指導的役割を果たされ研究者層の厚みを増すことに瘁捧されました,レントゲン診断と内視鏡診断の併用による診断技術の向上発展に大きな足跡を印し,熱心に後進を誘掖されました.その辛苦の御業績の一端は「図説 胃陥凹性病変の診断」の著書,及び「消化管内視鏡診断学大系」の第8巻「胃の良性腫瘍・その他の胃疾患」の編著として見事に結実致しております.また川井啓市博士と共著の英文版著書「Differential Diagnosis of Gastric Diseases」はこれを基にスペイン語版も併せ出版されて,日本の卓越した研究水準を海外にも啓蒙紹介する成果となりました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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