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追悼
田中弘道先生を悼む
著者: 芦沢真六1
所属機関: 1東京医科大学・内科
ページ範囲:P.114 - P.114
文献購入ページに移動 11月3日早朝,鳥取の福本四郎先生からの電話は,その日未明田中弘道先生が亡くなられたことを知らせるものであった.
夏過ぎ再入院されたと聞いた時には,昨年あれ程の大病を克服されたのだから何か一寸したことでも大事をとっての事だろう.きっとまた奈良の学会ではいつも乍らの楽しい語らいが出来るだろう位に考えていた.然しその後再手術の結果や初回の手術時の状況などが人伝てに伝わってくるにつれ,彼がもう逃れられない運命にだんだんと追い込まれているように思え,伝聞が間違いであってくれ,彼の事だからもう一度昨年の時の様に頑張り抜いてくれと遠くからただ祈るのみであった.
夏過ぎ再入院されたと聞いた時には,昨年あれ程の大病を克服されたのだから何か一寸したことでも大事をとっての事だろう.きっとまた奈良の学会ではいつも乍らの楽しい語らいが出来るだろう位に考えていた.然しその後再手術の結果や初回の手術時の状況などが人伝てに伝わってくるにつれ,彼がもう逃れられない運命にだんだんと追い込まれているように思え,伝聞が間違いであってくれ,彼の事だからもう一度昨年の時の様に頑張り抜いてくれと遠くからただ祈るのみであった.
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