icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻10号

1978年10月発行

今月の主題 胃・十二指腸 併存潰瘍

主題症例

③胃と十二指腸に併存潰瘍の経過観察が明らかな症例

著者: 伊藤喜一1 福地創太郎1

所属機関: 1虎の門病院消化器科

ページ範囲:P.1363 - P.1366

文献概要

〔症例1〕A. A. 67歳 男

 1958年頃より,空腹時上腹部痛・胸やけ・吐気あり.某病院にてX線検査で,胃潰瘍の診断.1966年3月より当院にて経過観察.Fig. 1に示すように,当初十二指腸潰瘍の再発を繰り返していたが,1970年10月胃角上部小彎に潰瘍の発生をみた.約7カ月後胃潰瘍は治癒したが,その後十二指腸潰瘍は再び再発治癒を繰り返した.1970年4月の検査成績では酸分泌量(MAO)12.65mEq/h.Congo redパターンはFig. 7のⅢ型であった.(Fig. 2はX線,Fig. 3は内視鏡の経過を示す).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら