icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻10号

1978年10月発行

--------------------

書評「肝障害―アルコール・薬物障害例とその病像」 フリーアクセス

著者: 名尾良憲12

所属機関: 1東京女子医科大学 2三楽病院

ページ範囲:P.1410 - P.1410

文献概要

 近年,飲酒者ならびに飲酒量の増加に伴いアルコール性肝障害例に接する機会が多くなったが,また新薬開発の進展によって薬剤性肝障害も増加しつつある.このときにあたって伊藤進博士が「肝障害―アルコール・薬物障害例とその病像」なる著書を刊行されたことは,誠に時宜をえたものと思う.著者は,本邦に肝生検法が導入された当初から,これによる肝組織像の研究に取り組んでこられ,多くの業蹟を発表されつつある篤学の士である.

 肝疾患の診断の項においては,問診,触診などの診断法に始まり,臨床所見からみた鑑別診断,さらに肝機能検査,生検法から電顕像にいたるまで,初心者にも,きわめて理解しやすく解説されており,これによってまず肝疾患全体の診断法を十分に把握することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら