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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻10号

1978年10月発行

文献概要

研究

兄弟に発生した若年性大腸ポリポーシス(Juvenile Polyposis Coli)の1家系・2症例の報告―とくに腺腫内癌の併存例について

著者: 沢田俊夫1 武藤徹一郎1 草間悟1 小路力男2 望月英隆2 小林順弘3 森山伸一4

所属機関: 1東京大学医学部第1外科 2日立総合病院外科 3関東労災病院外科 4自治医科大学病理

ページ範囲:P.1411 - P.1421

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 若年性大腸ポリポーシス(Juvenile Polyposis Coli)はきわめて稀な疾患であり,自験例を含めて文献上65例の報告があるにすぎない.さらにこのなかで,家族発生を示したものは12家系・41例におよび,大腸腺腫症(Adenomatosis Coli)の家系に発生したとの報告もある.また腺腫の併存例が11例認められたが,現在までに本疾患に大腸癌の併存を認めたとする報告はない.

 われわれは兄弟に発生した若年性大腸ポリポーシスの1家系を経験し,さらに1例について経過観察中に腺腫内癌の併存を確認したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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