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文献概要
症例
Gastritis cystica polyposaの1例
著者: 水野修一1 中根正勝2 石川浩3 許斐康煕4 古賀淳5
所属機関: 1国立小倉病院消化器科 2国立小倉病院内科 3国立小倉病院外科 4九州大学医学部第1外科 5九州大学医学部病理学教室第2講座
ページ範囲:P.1423 - P.1427
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症 例:I. Y. 63歳 男性
主 訴:上腹部痛
既往歴:入院の約10年前,胃潰瘍にて胃切除術(Billroth Ⅱ法)をうけたと述べている.他に特記すべきことなし.
家族歴:癌にて死亡あるいは手術をうけたものなし.他に特記すべきことなし.
現病歴:1976年8月中旬から,食事とは関係なく心窩部痛を来たすようになった.特に夜間に心窩部痛がつよく,運動時には痛みのため胸苦しくなってきたため,同年9月上旬国立小倉病院内科を受診し精査をうけた.その結果,胃腸吻合部の悪性病変を疑われて,手術適応検討のため同院外科へ10月上旬に入院した.
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