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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻11号

1978年11月発行

文献概要

研究

Peutz-Jeghers症候群の臨床および組織学的研究

著者: 牛尾恭輔1 阿部荘一1 光島徹1 森山紀之1 高杉敏彦1 岡崎正敏1 松江寛人1 笹川道三1 山田達哉1 小黒八七郎2 北条慶一3 小山靖夫3 妹尾恭一4 板橋正幸4 広田映五4 市川平三郎5

所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2国立がんセンター内科 3国立がんセンター外科 4国立がんセンター病理 5国立がんセンター

ページ範囲:P.1543 - P.1552

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 Peutz-Jeghers症候群は,口唇,口腔粘膜,四肢末端部の特有な色素斑と消化管ポリポージスを伴い,しかも常染色体性優性遺伝を示す疾患である.そしてその色素斑から,消化管ポリポージスを発見しうるという,いわば全身症候性疾患と考えられる疾患である1).われわれは,幼児例を含む7家系12例について全身の検索と病変の経過観察を行い,若干の知見を得たので報告する.

対 象

 対象は,過去14年間に国立がんセンターを受診した7家系12例である(Table 1).年齢は1~40歳にわたり,男性6例,女性6例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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