文献詳細
文献概要
症例
胃の平滑筋芽細胞腫の2例
著者: 辺見公雄1 武田温雄1
所属機関: 1京都逓信病院外科
ページ範囲:P.1559 - P.1563
文献購入ページに移動 胃の平滑筋芽細胞腫は,1960年Martin1)により.平滑筋腫瘍の中に特殊な細胞形態をとる一群が認められ,それらはmyoid tumorとして報告されたが,1962年にStout2)によりその呼称が与えられた稀な疾患で,平滑筋肉腫とは臨床的にも異なった経過をとる.特に予後に関してはほとんどが良好であり,ときに転移再発を起こすこともあるpotentially malignantな腫瘍である.最近われわれは2例の本症を経験したので若干の文献学的考察を加えて報告する.
症 例
〔症例1〕
患 者:木○秀○ 54歳 男 公務員
主 訴:上腹部不快感
現病歴:上記主訴以外に特に自覚症状はなかったが,職場の胃集団検診にて幽門部の陰影欠損を指摘され当院を受診した.
症 例
〔症例1〕
患 者:木○秀○ 54歳 男 公務員
主 訴:上腹部不快感
現病歴:上記主訴以外に特に自覚症状はなかったが,職場の胃集団検診にて幽門部の陰影欠損を指摘され当院を受診した.
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