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編集後記
著者: 高木国夫
所属機関:
ページ範囲:P.1584 - P.1584
文献購入ページに移動 食道と胃の境界領域癌は,食道を専門とする側と胃を専門とする側の両者の接点として共通に取り扱う必要がある.この部の癌は圧倒的に進行癌であり,早期癌は稀で,そういう症例報告がなされている現状である.胃癌研究会で取り上げた機会に,この部に発生した癌の診断,治療の問題点について検討をお願いしたわけである.
主題は,X線・内視鏡による診断,外科手術ならびに病理面からの検討であり,座談会では,噴門部癌を中心とした検討というよりも,種々の問題点が提起されたといわなければならない.また研究では噴門部のリンパの流れや,この部の胎生学的検討の新しい基礎的なアプローチが報告されている.
主題は,X線・内視鏡による診断,外科手術ならびに病理面からの検討であり,座談会では,噴門部癌を中心とした検討というよりも,種々の問題点が提起されたといわなければならない.また研究では噴門部のリンパの流れや,この部の胎生学的検討の新しい基礎的なアプローチが報告されている.
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