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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻12号

1978年12月発行

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海外文献紹介「クローン病についてのディレンマー―クローン病と虫垂切除」 フリーアクセス

著者: 小林世美1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.1642 - P.1642

文献概要

The Dilemma of Crohn's Disease―Crohn's Disease and Appendectomy: P. Kovalcik, L. Simstein, M. Weiss, J. Mullen (Dis. Colon & Rectum 20: 377~380, 1977)

 外科医は,急性虫垂炎として開腹する患者で,限局性回腸炎を発見することが稀でない.穿孔,痩孔形成,閉塞などがなければ,急性回腸炎では小腸切除は行われない.この際,異常のない虫垂の取扱いに関し議論がある.虫垂切除賛成論は,切除しておけば,将来腹痛がおこった際に,虫垂炎の除外ができるという.一方反対論は,クローン病の患者では,将来糞瘻形成をおこしやすくするから,不必要な虫垂切除をすべきでないという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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