icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻12号

1978年12月発行

文献概要

研究

日本住血吸虫症における肝臓,消化管病変

著者: 内藤寿則1 神代正道1 坂本和義1 猪狩民生1 中島敏郎1 中山和道2

所属機関: 1久留米大学医学部第1病理 2久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1717 - P.1726

文献購入ページに移動
 筑後川流域(久留米,鳥栖地区)は山梨県甲府盆地,広島県片山地方とならんで古くから日本住血吸虫(以下日虫と略す)の3大浸淫地の1つとして知られている.日虫寄生が肝硬変,門脈圧亢進症の原因となることは周知の事実でこれについての研究は比較的多いが,日虫に起因する消化管病変についての系統的研究は少ない.われわれは日虫症の主病変部である肝臓,および消化管病変について剖検例,生検例で検査する機会があったのでその成績の大要について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?