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編集後記
著者: 西沢護
所属機関:
ページ範囲:P.1729 - P.1729
文献購入ページに移動 腸疾患の特集も本号を読まれて,いよいよジャングルに入り込んできたと思われる方も多いと思う.というのは,結核の疑診例特集では結核を疑ったけれども組織的に結核という確証がない,しかし綜合して考えれば結核であろうという疑診例が多かったが,今回のクローン病疑診例では,臨床的にクローン病を疑ったが,ふたをあけてみたら全く別の疾患が考えられ,クローン病を疑える症例がほとんどなかったことである.
ということは,如何にクローン病を含めた腸の炎症性疾患の本質がはっきりせず臨床,マクロはもちろんのこと,困った時の神様としか考えられなかったミクロが,この範疇に関する限りあまり頼りにならず,臨床(とくにX線診断),マクロ,ミクロの二人三脚でいかなければだめだろうということである.
ということは,如何にクローン病を含めた腸の炎症性疾患の本質がはっきりせず臨床,マクロはもちろんのこと,困った時の神様としか考えられなかったミクロが,この範疇に関する限りあまり頼りにならず,臨床(とくにX線診断),マクロ,ミクロの二人三脚でいかなければだめだろうということである.
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