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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻2号

1978年02月発行

今月の主題 急性胃潰瘍とその周辺

主題

急性胃潰瘍の病理

著者: 長与健夫1 横山泰久2

所属機関: 1愛知県がんセンター研究所第1病理部 2横山胃腸科病院

ページ範囲:P.169 - P.176

文献概要

 「急性胃潰瘍」という言葉をきいてどのような想念をもつかは,内科の先生と外科の先生とでは随分食い違うのではなかろうか?切除胃の検索に当たる病理医のそれは,大体において外科医のイメージに近いものと思われるが,それは「手術適応」という前提に立ったこの診断名のつけられる疾患の氷山の一角であって,急性胃潰瘍の病理を論ずる際には,外科の先生のみならず内科の先生にも,ある程度納得のゆくものでなくてはならないであろう.

 しかし内科的に治癒の見込みのある急性胃潰瘍については,たとえ内視鏡と生検組織診によってその実際の姿をうかがい知ることができるようになったとはいえ,系統的に論ずることは難しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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