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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻2号

1978年02月発行

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書評「わが生涯の一期一会―大外科医ルネ・ルリィシュの自伝」 フリーアクセス

著者: 稲田潔1

所属機関: 1岐阜大学

ページ範囲:P.194 - P.194

文献概要

 本書はルリィシュ症候群,動脈周囲交感神経切除術などで有名なフランスの外科医René Leriche教授(1879~1956)の自叙伝の飜訳書である.ちょうど日本で本年(1977年)8月に第13回国際心臓・血管学会,9月に第5回万国外科学会が開催されたが,前者にはLeriche記念講演が,後者にはLeriche賞が制定されていることからも,同教授が血管外科領域で尽した功績の大きいことがわかり,この両学会と時期を一にして本書の刊行をみたのはまさに時宜を得たともいえる.

 Leriche教授は1924年より永年ストラスブルグ大学の教授として教育・研究活動を行い,のちにはCollège de Franceの教授とl' Académie des Sciencesの会員に推されており,医師として到達しうるすべての栄誉を得られた偉大な外科医である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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