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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻4号

1978年04月発行

文献概要

今月の主題 クローン病(2) 症例

胃の原発性リンパ肉腫の1例

著者: 大岩俊夫1 渡辺英伸2

所属機関: 1大岩外科胃腸科 2九州大学医学部病理学教室第2講座

ページ範囲:P.549 - P.554

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 胃原発の悪性リンパ腫は比較的まれな疾患であるため,臨床家は多数の症例を観察する機会が一般に少なく,また肉眼形態の多彩さと相まって,癌腫などとの鑑別診断が困難な場合が多いように思われる.一方,病理組織学的には,細網細胞増生症との鑑別診断,つまり良・悪性の鑑別にかなり困難な問題が残されているようである.

 われわれは最近,悪性リンパ腫のうちでも胃ではさらに頻度が低いnodular typeのLymphocytic lymphosarcomaの1症例を経験したので報告し,あわせて若干の文献的考察を行ってみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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