icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻5号

1978年05月発行

文献概要

今月の主題 消化管粘膜拡大観察と病態生理 座談会

拡大観察で何がわかるか

著者: 中村恭一1 福地創太郎2 白壁彦夫3 小野時雄4 佐野元哉5 小林茂雄6 竹本忠良7 望月孝規8

所属機関: 1筑波大病理 2虎の門病院消化器科 3順天堂大消化器内科 4大阪市大第3内科 5大阪成人病センター 6順天堂大消化器内科 7山口大第1内科 8東京都立駒込病院病理科

ページ範囲:P.644 - P.656

文献購入ページに移動
 竹本(司会) 最近,X線検査では,消化管だけでなく,むしろ,肝臓,膵臓のほうで,拡大X線撮影が流行しだしました.また最近になって消化管の内視鏡も,まともな拡大観察ができる機器ができたと思います.

 そういう拡大内視鏡の背景もございまして,昨年の秋(1977年10月),奈良の第15回日本消化器内視鏡学会の秋季大会のシンポジウムに「消化管粘膜の拡大観察と病態生理」というテーマが取り上げられました.このシンポジウムは京都府立医大の川井教授と私が司会しましたが,ひいき目かもしれませんが,よいシンポジウムであったと思います.また消化管の内視鏡的拡大観察という点においては,どうやら日本は欧米に一歩先んじたと思ったわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?