文献詳細
研究
文献概要
われわれは,胃粘膜を拡大観察することにより,病変の診断をより正確に行い,かつ微細病変の診断能を向上させることができないものかとの考えで,研究を続けている.まず切除胃粘膜表面の実体顕微鏡による観察を行い,各種疾患での表面像を検討した.それと同時に,拡大内視鏡の試作開発を行い,実体顕微鏡による基礎的研究が,臨床例でどのように応用できるかについても検討している.
切除胃粘膜を拡大観察して,病変を診断するためには,その表面微細構造(腺口およびその周囲の実質部)と,表面微細血管像とを詳細に知ることが必要である.前者に対しては,メチレンブルーその他の色素により染色して観察することが必要であり,後者に対しては,できるだけ切除直後に,血液の流出を防ぎながら,染色などの操作を行わずに観察することが必要である.
切除胃粘膜を拡大観察して,病変を診断するためには,その表面微細構造(腺口およびその周囲の実質部)と,表面微細血管像とを詳細に知ることが必要である.前者に対しては,メチレンブルーその他の色素により染色して観察することが必要であり,後者に対しては,できるだけ切除直後に,血液の流出を防ぎながら,染色などの操作を行わずに観察することが必要である.
掲載誌情報