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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻5号

1978年05月発行

文献概要

症例

Ⅱc+Ⅱa型早期胃癌の1例

著者: 肥田野等1 中沢三郎1 梶川学1 塚本純久1 川口新平1 早川礼介2

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科 2東名胃腸科

ページ範囲:P.681 - P.686

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 最近の胃癌診断学の進歩は著しいものがあるが,比較的平坦で広範な早期胃癌の診断は微小癌の見つけ出し診断とともに,いまだなかなか難しいものである.広い胃癌の正確な診断は手術に際しても重要な問題であるが,今回われわれは術前にほぼ満足のゆく診断の得られた広範Ⅱc+Ⅱa型早期胃癌の1例を経験したので報告する.

症例

 患 者:吉○ 資 76歳 男性

 主 訴:なし

 既往歴・家族歴:特記事項なし

 現病歴:約15年来ほぼ毎年自宅近くの病院で胃X線検査を自発的にうけていたが,昨年までは異常を指摘されたことはなかった.1977年5月同様に胃X線検査をうけたところ異常を指摘され,自分から精査を希望してわれわれのところに来院した.

 理学的検査,血液生化学検査等に異常所見なし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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