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今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の治療の検討 主題
胃潰瘍の内科療法とその評価
著者: 西元寺克礼1 岡部治弥1 為近義夫2
所属機関: 1北里大学医学部内科 2山口赤十字病院内科
ページ範囲:P.785 - P.793
文献購入ページに移動胃潰瘍の治療法の評価
胃潰瘍の治療の目的は,①疹痛など自覚症状の消失,②潰瘍の治癒促進,③再発の予防と潰瘍の永久治癒の3つにあることはすでに述べた.今日の治療法により,①はほぼ満足すべき結果が得られているが,③についてはまだほとんど手つかずの状態といってよい.今日まで発表されてきた数多くの報告は,主として②に関してである.従来より有効とされてきた潰瘍の治療法は次のように要約できる.
(1)精神的および肉体的安静(入院)
(2)食餌療法
(3)タバコ,コーヒーなど嗜好品の禁止
(4)薬物療法
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