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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻6号

1978年06月発行

今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の治療の検討

症例

腎癌術後の60Co照射による胃潰瘍の1例

著者: 水野孝子1 大岡寿夫1 高岡均1 岡崎俊治1 鮫島美子1

所属機関: 1関西医科大学第3内科

ページ範囲:P.831 - P.836

文献概要

 悪性腫瘍に対する放射線治療は,各種抗癌剤が普及している現今でも不可欠の治療法である.その方法は高圧装置の開発とともに治療面ですぐれた効果をおさめているが,反面副作用もまたまぬがれない.

 放射線照射による消化管障害は,1897年Walsh1)によって報告されて以来,消化管粘膜にたいする放射線障害が論じられている.一般に消化管の放射線障害は子宮癌,精巣癌などにおける放射線治療の際,隣接する直腸,膀胱粘膜への影響にかんして多くの論文がみられるが,胃粘膜障害についての報告は少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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