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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻6号

1978年06月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の治療の検討 症例

孤立性直腸潰瘍の2治験例―直腸力ルチノイド合併

著者: 堀見忠司1 額田克海1 広瀬正明1 額田須賀夫1 岡島邦雄2 小林省二3

所属機関: 1津山中央病院外科 2岡山大学医学部第1外科 3岡山大学医学部小川病理

ページ範囲:P.843 - P.848

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 最近,腸疾患とくに非特異性炎症性腸疾患に関心がたかまるとともに,その病態は次第に解明されつつあるとはいえ,まだ問題点が多い現状である.

 なかでも潰瘍性大腸炎,大腸クローン病,単純性潰瘍,孤立性直腸潰瘍などの潰瘍性疾患は,それぞれがさまざまな病状を呈するため鑑別に困難さを感ずる場合がある.また単純性潰瘍にしろ孤立性直腸潰瘍にしろ,本邦における報告例が少なく,本症に対する認識も少ないのはやむを得ない,しかし,最近に至り,高野1)や武藤2)の報告がみられ,関心がたかまりつつある.われわれも孤立性直腸潰瘍の2例を経験し,幸いに治癒せしめえたので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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