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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻6号

1978年06月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸潰瘍の治療の検討 症例

結腸膀胱瘻を合併したS状結腸憩室症の1治験例

著者: 多羅尾信1 安藤充晴1 冨田良照1 小島洋二1 斉藤敏明1 後藤明彦1 宮下剛彦2

所属機関: 1岐阜大学医学部第1外科 2岐阜大学医学部第2病理

ページ範囲:P.849 - P.853

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 結腸憩室症は,欧米では比較的多い疾患であるが,本邦ではまれとされている.しかし近年,注腸造影法,大腸ファイバースコープなどの診断技術の進歩により本症の報告が増加してきた.

 最近,われわれはS状結腸憩室症で結腸膀胱瘻を生じ,急性腎孟腎炎さらに急性腎不全を合併し,血液透析により軽快した後,診断を確定しS状結腸切除により完治しえた1例を経験した.本邦ではあまり報告をみないので詳細を述べー般の参考に供したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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