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今月の主題 慢性膵炎 主題
膵外分泌機能の基礎的検討
著者: 上田則行1 並木正義1
所属機関: 1旭川医科大学第3内科
ページ範囲:P.897 - P.905
文献購入ページに移動 近年,膵疾患に対する関心が高まるにつれて,その診断法にもかなりの進歩がみられるようになった.一方,膵外分泌の生理学的分野においても,ここ数年の間に分泌機構をはじめとする重要な知見が数多く得られている.ところで膵疾患の診断学を今後さらに発展させるためには,膵の外分泌機構についての基礎的なことをもよく理解しておく必要があると思う.今回はその観点からまず膵の外分泌機構に関する最近の研究成果を述べ,それをふまえたうえで現在一般に行われている膵外分泌機能検査,とくにパンクレオザイミン-セクレチン試験(以下PS試験)がどのような点で問題があるかを指摘してみたい.
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