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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻7号

1978年07月発行

文献概要

今月の主題 慢性膵炎 主題

膵外分泌機能の基礎的検討

著者: 上田則行1 並木正義1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.897 - P.905

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 近年,膵疾患に対する関心が高まるにつれて,その診断法にもかなりの進歩がみられるようになった.一方,膵外分泌の生理学的分野においても,ここ数年の間に分泌機構をはじめとする重要な知見が数多く得られている.ところで膵疾患の診断学を今後さらに発展させるためには,膵の外分泌機構についての基礎的なことをもよく理解しておく必要があると思う.今回はその観点からまず膵の外分泌機構に関する最近の研究成果を述べ,それをふまえたうえで現在一般に行われている膵外分泌機能検査,とくにパンクレオザイミン-セクレチン試験(以下PS試験)がどのような点で問題があるかを指摘してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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