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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻7号

1978年07月発行

今月の主題 慢性膵炎

主題症例

膵管空腸吻合術後残存膵石の消失がみられたアルコール性膵炎の1例

著者: 黒田慧1 和田祥之1

所属機関: 1東京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.941 - P.946

文献概要

症例

 患 者:膵石症 680357,52歳 男

 家族歴:特記すべきものなし

 既往歴:30歳台にマラリアに罹患した他は特記すべきものなし

 現病歴:20歳台より毎日日本酒5合~1升摂取.10年前に飲酒後腹部鈍痛が出現し,他施設に入院膵疾患と診断されたが,このとき膵石は認められていない.2年後および5年後に同様の腹痛があり,糖尿病といわれている.入院半年前より飲酒あるいは食事摂取後頻回に上腹部痛が出現するようになり,膵石を発見された.2カ月前より腹痛は激烈となり食事摂取はほとんど不可能となる.この間,黄疸,発熱,下痢は認められていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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