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今月の主題 症例・研究特集 症例
著明な蛋白漏出と絨毛状発育を呈したⅠ+Ⅱc型早期胃癌例
著者: 広瀬一年1 大沢保1 北川陸生2 室久敏三郎2 武藤良弘2
所属機関: 1浜松医療センター放射線科 2浜松医療センター消化器科
ページ範囲:P.1049 - P.1054
文献購入ページに移動症 例
患 者:石○よ○ゑ 50歳 女性
主 訴:顔面および四肢の浮腫.上腹部痛.
家族歴:特記すべきことなし
現病歴:1975年1月頃より顔面および四肢の浮腫に気づいたが放置していた.1976年6月に近医を訪ずれ,貧血と動脈硬化症の診断で治療をうけたが,症状は改善せず,しかもその後,上腹部に軽度の空腹時痛を訴えるようになった.同年11月に当センター検診科の胃集団検診をうけ,胃に巨大な隆起性病変の存在を指摘され,12月に同科で胃内視鏡検査および胃X線検査をうけ,進行癌と診断されて,1977年1月に手術の目的で入院した.
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