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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻8号

1978年08月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

著明な蛋白漏出と絨毛状発育を呈したⅠ+Ⅱc型早期胃癌例

著者: 広瀬一年1 大沢保1 北川陸生2 室久敏三郎2 武藤良弘2

所属機関: 1浜松医療センター放射線科 2浜松医療センター消化器科

ページ範囲:P.1049 - P.1054

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 広範な絨毛状発育を呈したⅠ+Ⅱc型早期胃癌で,種々のラジオアイソトープ検査により蛋白漏出部位を確認しえた興味ある症例を経験したので報告する.

 症 例

 患 者:石○よ○ゑ 50歳 女性

 主 訴:顔面および四肢の浮腫.上腹部痛.

 家族歴:特記すべきことなし

 現病歴:1975年1月頃より顔面および四肢の浮腫に気づいたが放置していた.1976年6月に近医を訪ずれ,貧血と動脈硬化症の診断で治療をうけたが,症状は改善せず,しかもその後,上腹部に軽度の空腹時痛を訴えるようになった.同年11月に当センター検診科の胃集団検診をうけ,胃に巨大な隆起性病変の存在を指摘され,12月に同科で胃内視鏡検査および胃X線検査をうけ,進行癌と診断されて,1977年1月に手術の目的で入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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