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文献詳細

雑誌文献

胃と腸13巻9号

1978年09月発行

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書評「THE LIVER」 フリーアクセス

著者: 和気健二郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学

ページ範囲:P.1216 - P.1216

文献概要

 肝臓の組織構造に関する研究は,この数年の間にめざましく進展した.一世紀にわたる重要な諸問題が次々と解決され,肝臓の構成細胞が明確に整理されてきた.器官としての肝臓の機能が,それぞれの細胞でどのように分担されているかが研究されつつある.この数年は,まさに肝臓革命といってもよく,この時期にこのアトラスが出版された意義は大きい.

 世界の研究者が,さまざまの方法でベールを剥いできた肝臓の構造を,走査電子顕微鏡(SEM)の目で,誰にでもわかるような説得力をもって示してくれるばかりでなく,SEMでしか見られないような事実も加えている点,このアトラスのレベルは高いものといえよう.それは単なる写真集ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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