icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻1号

1979年01月発行

今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)

序説

最近の早期胃癌診断学と私の心配

著者: 白壁彦夫 市川平三郎 竹本忠良

ページ範囲:P.9 - P.12

文献概要

<1>

求められる新たな努力

-最近の早期胃癌診断学を憂いて-

白壁彦夫

 憂う,というからには,理由をあげ,よってきたるところをのべなくてはなるまい.

 早期癌診断の考え方は,また,われわれをつよく支えてきたものは,病変を凹凸で考えるイズムであった.ボールマン分類にも,この考え方はうかがえる.徹底的に,さらに,微小なものや微細なものにまで,この考え方を追求してきた.分類に対するいろいろな構え方を排して,凹凸でいくと決断した所産が早期癌の肉眼分類であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら