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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻10号

1979年10月発行

文献概要

症例

直腸平滑筋腫の1例

著者: 太田英樹1 清水輝久1 内田雄三2 北里精司2 関根一郎3

所属機関: 1長崎県済生会病院外科 2長崎大学医学部第1外科 3長崎大学医学部原医研病理

ページ範囲:P.1413 - P.1417

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 直腸に発生する平滑筋腫は比較的,稀なものである.最近,われわれは,下血と頑固な便秘を主訴として来院した71歳男の直腸平滑筋腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

症例

 患 者:朝○清 71歳 男

 主 訴:下血,便秘

 既往歴:17歳の時痔瘻手術,55歳より現在まで高血圧治療中

 家族歴:特記することなし

 現病歴:1978年1月頃より頑固な便秘を訴え,売薬を服用していた.便通は数日ないし1週間に1度位の割合であった.4月20日,排便時,大量の下血(鮮血)があり,直腸癌を疑って4月24日本院を受診した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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