文献詳細
今月の主題 急性胃病変と慢性胃潰瘍の関連をめぐって
主題
急性胃病変と慢性胃潰瘍の病理
著者: 中村紀夫1 桜井健彦1 長洲堯雄1 田村茂樹1 長尾房大1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学第2外科
ページ範囲:P.1473 - P.1479
文献概要
しかし,その用語については,急性胃病変のほかに,急性出血性胃炎,ストレス潰瘍,急性潰瘍などがあり2),はっきりした形態学的な裏づけによるものではなく,あくまでも臨床的な総称と考えられている.少なくとも,先に述べた誘因がはっきりしていることや,病変が多発性,不整形をとり,比較的浅く,出血を伴いやすく,胃のどの部分にも発生することなどが共通している.
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