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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻11号

1979年11月発行

症例

胃迷入腺組織から発生し粘膜下腫瘍の形態を示した早期胃癌の1例

著者: 八百坂透1 石昌事1 堀田彰一1 塚越洋元1 須賀俊博1 三和公明1 村島義男1 長谷川紀光2 前田晃2 広田映五3

所属機関: 1札幌厚生病院消化器科 2札幌厚生病院外科 3国立がんセンター病理

ページ範囲:P.1523 - P.1528

文献概要

 胃癌は粘膜固有層に原発し胃表面より胃壁深部へ浸潤増殖するものとされている.

 一方,粘膜下組織中に異所性に上皮性成分の存在が認められることもあり,組織学的に膵組織の証明される迷入膵などその代表的なものである.このような異所性の上皮を母地とする癌については過去いくつかの報告がある.最近われわれは,胃粘膜下腫瘍の形態を示し,迷入腺組織より発生したことが明らかな早期胃癌症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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