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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻11号

1979年11月発行

症例

石灰化を伴った食道平滑筋腫と隆起性早期胃癌の合併例

著者: 杉山憲義1 佐藤治1 竹腰隆男1 木下厳2 中川健2 加藤洋3

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会附属病院病理

ページ範囲:P.1535 - P.1543

文献概要

 石灰化を伴った食道平滑筋腫と早期胃癌の合併症例を経験したので報告する.本例のような合併例はわれわれの調べえた範囲内では文献上報告例は見あたらなかった.

症例

 患 者:70歳 女性

 主 訴:軽度の嚥下障害

 家族歴:特記すべきことなし

 既往歴:38歳,子宮筋腫にて摘除術を受ける.67歳より糖尿病と診断され,食事療法を続けていた.

 現病歴:1978年4月中旬より固形物を摂取するときに嚥下困難を感じ近医を受診した.食道・胃X線検査の結果,食道癌の疑いにて当科を紹介され,1978年5月25日当科初診,6月9日精査のため入院した.入院時には自覚症状は消失していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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