文献詳細
症例
微小Ⅱa型早期大腸癌の1例
著者: 間山素行1 狩谷淳1 林学1 篠塚忠1 秡川正嗣1 田沢浩1 藤田昌宏2 高橋秀禎2 西沢護3
所属機関: 1千葉県がんセンター放射線診断部 2千葉県がんセンター消化器科 3東京都がん検診センター
ページ範囲:P.1545 - P.1548
文献概要
症例
患 者:K. O. 62歳 男性
主 訴:上腹部膨満感
家族歴:祖父,胃癌にて65歳で死亡,父;脳卒中にて45歳で死亡.
既往歴:特記すべきことなし
現病歴:1974年末より上腹部膨満感あり,近医にて胃X線検査の結果,腸癒着があるといわれ治療を受け,一時軽快した.1975年8月再び上腹部膨満感を訴え,同医にて治療を受けたが症状改善せず,精査の目的で1975年12月当センターを紹介された.この間便通は3日に1度であった.
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