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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻12号

1979年12月発行

文献概要

今月の主題 胃癌の化学療法 主題症例 胃癌の化学療法 A.胃癌が化学療法によってほぼ完全に消失し,現在も再発せず生存中の症例群

②化学療法で著効をみた老人のⅡa型早期胃癌例

著者: 宮坂圭一1 栗原稔1 丸山俊秀1 泉嗣彦1 白壁彦夫1

所属機関: 1順天堂大学内科消化器

ページ範囲:P.1663 - P.1668

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患者 阿○隆 72歳 男

 1975年4月14日より5月17日まで慢性気管支炎で当院に入院した際,ルーチンの検査で癌がみつかった.消化器症状は全くなかった.

 治療前の胃X線所見(Fig. 1):立位圧迫像で前庭部後壁に13×12mm(フィルム計測上)の不整な透亮像を認め,背臥位二重造影像では辺縁不整な表面に凹凸のある隆起陰影を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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