文献詳細
文献概要
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海外文献紹介「結腸・直腸の再発癌の発見と治療」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.1706 - P.1706
文献購入ページに移動 Detection and Treatment of Recurrent Cancer of the Colon and Rectum: J.P. Welch, G.A. Donaldson (Am. J. Surg. 135: 505~511, 1978)
1961年から1970年の10年間にマサチューセッツ総合病院で,治療された大腸癌は1,566例で,そのうち1,193例が治癒切除を受けた.うち177人に再発が起こった.再発発見時85%に症状を認めた.直腸癌再発では,下肢,骨盤,会陰部,側腹,胸部等に痛みが起こった.背部痛は,直腸癌再発でほとんど例外なく起こっている.直腸癌の術後,肺,骨,脳転移がよく起こっている.腹腔内や肝への転移は,S状結腸より近位側の腫瘍の切除後にしばしばみられる.
1961年から1970年の10年間にマサチューセッツ総合病院で,治療された大腸癌は1,566例で,そのうち1,193例が治癒切除を受けた.うち177人に再発が起こった.再発発見時85%に症状を認めた.直腸癌再発では,下肢,骨盤,会陰部,側腹,胸部等に痛みが起こった.背部痛は,直腸癌再発でほとんど例外なく起こっている.直腸癌の術後,肺,骨,脳転移がよく起こっている.腹腔内や肝への転移は,S状結腸より近位側の腫瘍の切除後にしばしばみられる.
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