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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻12号

1979年12月発行

今月の主題 胃癌の化学療法

主題症例 胃癌の化学療法 C.特殊な経過を示したり,特殊な治療を行った興味ある症例群

⑪S3,n4(+)で,単開腹後,癌が消失したと思われる胃癌の1例

著者: 竹添和英

所属機関: 1東京都職貝共済組合青山病院外科

ページ範囲:P.1707 - P.1711

文献概要

 本症例は,術前胃体中部後壁にBorrmann2型進行癌と左鎖骨上窩リンパ節転移が証明され,開腹所見で原発腫瘍の膵尾部への浸潤とN1,2(+)と判定されて単開腹にとどめ,術後少量のFAMT療法を行ったのみで退院したが,退院後急速に全身状態の改善をみるとともに,原発巣ならびにリンパ節転移も縮小,消失して,9年半を経過し,今日健在している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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