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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻12号

1979年12月発行

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海外文献紹介「急性アメーバ性大腸炎と潰瘍性大腸炎の治療上のディレンマ」 フリーアクセス

著者: 小林世美1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.1712 - P.1712

文献概要

The Therapeutic Dilemma of Acute Amebic and Ulcerative Colitis: J.L. Giacchino, J. Pickleman, J.F. Bartizal and F.E. Banich (Sang. Gynec. & Obstet. 146: 599~603, 1978)

 劇症の急性大腸炎の治療について述べるとき,多くの医師は,潰瘍性大腸炎または肉芽腫性大腸炎以外の疾患を念頭に置かないことが多い.アメーバ性大腸炎の術前,術後の治療は,それらの炎症とはかなり異なるので,確実な診断が重要な意味を有する.著者らは,5例のアメーバ性大腸炎を経験し,その診断と治療に関する問題点を指摘している.5例中3例は,誤診に基づくステロイドの投与等で悪化し死亡している.2例は手術後生存している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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