文献詳細
今月の主題 X線と内視鏡との協力
主題
文献概要
食道癌においてX線,内視鏡検査の果たすべき役割としては,病変の発見,治療方針の決定,予後の推定などが挙げられる.食道のX線検査には通常の造影剤嚥下による食道造影法のほかにも,主として外膜浸潤を知る目的で,奇静脈造影法,食道動脈造影法,胸管造影法,縦隔洞造影法,食道粘膜下造影法,さらにはCTなどがあるが,今回は通常の食道造影法によるX線診断の現況を述べ,X線診断上問題となる点を挙げながら,内視鏡検査にのぞまれる点を浮かび上がらせたいと思う.
掲載誌情報