文献詳細
今月の主題 X線と内視鏡との協力
主題
大腸検査におけるX線と内視鏡との協力
著者: 西沢護1 岡田利邦1 佐藤文生1 狩谷淳2 間山素行2 秡川正嗣2
所属機関: 1東京都がん検診センター 2千葉県がんセンター
ページ範囲:P.355 - P.363
文献概要
たとえば,胃についていえば,今までわれわれが行ってきたように,まずルーチンにX線検査を行い,そのなかから,①病変の存在が疑われるもの,②病変の性状がはっきりしないもの,などを内視鏡検査の対象とするのが一般に常識となっている.このような一連の検査体系は,いくらかの変法はあるにしても,日本ではここ十数年来変わっておらず,少なくともX線検査だけで診断していた時代に比べれば,内視鏡の併用は,ことに性状診断において大いに貢献したことは疑う余地がない.
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