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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻3号

1979年03月発行

今月の主題 X線と内視鏡との協力

主題

大腸検査におけるX線と内視鏡との協力

著者: 西沢護1 岡田利邦1 佐藤文生1 狩谷淳2 間山素行2 秡川正嗣2

所属機関: 1東京都がん検診センター 2千葉県がんセンター

ページ範囲:P.355 - P.363

文献概要

 X線検査と内視鏡検査をどのように駆使すれば,最も誤診が少なく,なおかつ能率よく診断することができるか.その方法はとあらたまって問い直されると返答に困ってしまう.術者による診断レベルに大きな差があるため,確たる根拠を示しにくいからである.

 たとえば,胃についていえば,今までわれわれが行ってきたように,まずルーチンにX線検査を行い,そのなかから,①病変の存在が疑われるもの,②病変の性状がはっきりしないもの,などを内視鏡検査の対象とするのが一般に常識となっている.このような一連の検査体系は,いくらかの変法はあるにしても,日本ではここ十数年来変わっておらず,少なくともX線検査だけで診断していた時代に比べれば,内視鏡の併用は,ことに性状診断において大いに貢献したことは疑う余地がない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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