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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻3号

1979年03月発行

研究

上部消化管出血の治療方針の決定に関する内視鏡検査の意義―内視鏡的経過観察による厳重な監視体制の確立と手術適応基準の設定について

著者: 赤坂裕三1 多田正大1 川井啓市1 酉家進2

所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生学 2京都府立医科大学第3内科

ページ範囲:P.383 - P.388

文献概要

 上部消化管出血に対する緊急および早期内視鏡検査の目的として,われわれは,出血巣の確認,出血持続の判定,内視鏡的止血術の施行,緊急手術の適応決定を指摘してきた.このうち,診断面における内視鏡検査の有用性については,われわれもこれまでに多くの報告を試みてきた1)2)15)~18)

 ところで近年,われわれは治療面での本検査の有用性を検討する意味で,手術適応の基準を内科側の視点に立って作成し,外科医の協力の下に,臨床の場に適用してきた.今回,この成績をもとに,上部消化管出血の外科的治療の適応について若干の考察を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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