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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻4号

1979年04月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

3コの多発陥凹性病変があり,良・悪性の鑑別がむずかしかった早期癌の1例

著者: 鎗田正1 岡田文親1 長浜徴2 卜部元道2 滝和博3 桑原紀之3

所属機関: 1順天堂大学消化器内科 2順天堂大学外科 3順天堂大学病理

ページ範囲:P.445 - P.451

文献概要

症 例

 患 者:63歳の男子

 主 訴:上腹部不快感

 家族歴:特記することはない

 既往歴:58歳時,虫垂切除術施行

 現病歴:18年前より上腹部の不快感を自覚.4年前よりつよくなったが,食欲は旺盛で腹痛もなかったので,放置し検査も受けなかった.1977年5月,主訴に加えて過酸症状も自覚したため,近医を受診しX線検査で胃潰瘍と診断された.薬物療法で症状はすぐよくなった.しかし,9月に症状が再発したので当科で精査した.3カ所に潰瘍性病変があり,おのおの早期癌,早期癌の疑い,および良性潰瘍と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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